オリンパス、株主と初の和解へ＝米で２億６０００万円支払い―粉飾決算事件

　オリンパスは２７日、粉飾決算事件をめぐって米国の株主から現地で起こされていた集団損害賠償訴訟に関し、株主側と２６日付で和解に合意したと発表した。オリンパスは和解金として２６０万３５００ドル（約２億６０００万円）を支払い、株主側は同社に対する全ての訴えを取り下げる。同事件をめぐる訴訟で和解に合意したのは、国内外で初めて。同社は２０１３年７〜９月期決算に和解金を特別損失として計上する見通し。

　株主らは１１年１１月、米国の裁判所に提訴した。日本や米国で、別の株主訴訟も起こされている。