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「保活」を今すぐ始めるべき3つの理由

2013年9月26日木曜日

■時期によって違う難易度
「保活」とは、保育園に入園するための活動を言います。
待機児童の多い地域では、保育園についての情報集めから見学、入園申請、決定までに、いろいろと行動しなければならないことが多いので、それをまとめて「保活」と言うようになりました。
認可保育園(法令上は「保育所」といいます)入園のための活動を簡単に示すと、図のようになります。
認可外保育園を志望する、あるいは認可と認可外を併願する場合も、だいたい上のような流れになりますが、大きく違うのは、認可は市町村に入園申請をし、市町村が入園を決定するのに対し、認可外は施設に直接申し込みをし、入園の決定も施設が行う点です。
「保活」の開始は早いほうがいいでしょう。今、これを読んでいる人は、さっそく保育園の情報集めに取り組むことをお勧めします。理由は、

(1)入園する時期(4月入園か年度途中入園か)によって難易度が違う

(2)入園する年齢クラスによって難易度が違う

(3)認可外保育園には、予約の先着順で入園を決定するところがある
からです。
そのため、早めに近くの保育園の待機児童の状況がどうなっているか調べる必要があるのです。場合によっては、仕事復帰の時期を調整したり、早めに認可外への予約申し込みをしたり、最悪、引っ越ししたりして、入園の可能性を広げたほうがよい場合もあります。
■「ウソの待機児童数」に要注意
ところで、認可保育園の「待機児童数」として自治体ごとに公表されている数字は、実態とは異なっています。助成を受ける認可外に入って認可の入園待ちをしている場合、自治体によっては、保護者が求職中の場合や、入園できず育休を延長したといったケースも、待機児童数から除外しているからです。「保育園を考える親の会」では、都市部の100の市区の入園申請児童数と入園が決定した児童数の差を調べる独自の調査を行い、公表しています(『100都市 保育力充実度チェック』 http://www.eqg.org/oyanokai/)。平成24年度のこの調査では、有効回答97市区の「申請したが入園決定しなかった児童数」は55,222人にもなり、これは都市部のみの数であるにも関わらず、国が発表している全国の待機児童数24,825人の2倍以上になりました。
1年を通して入園の最大のチャンスとなるのは、各年齢クラスの卒園・進級がある4月です。ほぼ全員募集になる0歳児の枠が最も大きく、1歳児以上は、下の年齢クラスより定員が増える分だけの募集になります。

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