過去2年間にわたり下落が続いてきた金(ゴールド)だが、最近、反発の兆しが見られる。そこで、ネット証券で「金」を取引する方法や、金の最新情報を入手する方法を紹介する。今回は2回目。純金取引、先物、CFD取引、そして金相場の情報を入手する方法について紹介しよう。前回の「ETF、投資信託編」とあわせてお読みいただきたい。
純金積立は毎月1000円か1グラムからネット証券では従来、楽天証券でゴールド、プラチナ、シルバーを扱ってきた。今年5月からは、マネックス証券が「マネックス・ゴールド」のサービス名称で、ゴールド、プラチナ、シルバーの取り扱いを開始した。
楽天証券、マネックス証券ともに毎月1000円、または1グラムから積立が可能だ【図表1】。また、マネックス証券の場合は、手数料・送料を別途支払うことで、100グラムか1000グラム単位で金を自宅に届けてもらうこともできる。
【図表1】純金取引の概要
証券会社マネックス証券楽天証券購入価格(グラム)(9/13)4314円4314円売買単位:スポット取引・積立1,000円以上1,000円単位/1g以上1g単位1,000円以上1,000円単位/1g以上1g単位買付手数料2.625%2.625%売却手数料0円0円年会費0円0円保管料0円0円マネックス証券では、100グラムまたは1000グラム単位でゴールドの引き出しが可能だ
買付手数料に関しては、両社ともに2.625%となっており、前回の記事で紹介した金ETFに比べると、高めとなっている。
米国の金先物が国内で取引できるニューヨークにある商品取引所(COMEX)で取引されている金先物を、日本にいながら直接取引する方法がある。
松井証券や楽天証券の「海外先物」口座を開設する方法だ。または、GMOクリック証券のCFD(差金決済取引)により、金先物とほぼ同じ値動きをする「金スポット」の取引が可能だ【図表2】。取引時間はほぼ24時間となっている。
【図表2】金(ゴールド)の先物取引とCFD
取扱証券会社松井証券楽天証券GMOクリック証券銘柄名海外先物取引海外先物取引金スポット価格(9/13)1308.4ドル1308.4ドル1326.0ドル手数料525円6.3ドル0円取引通貨USDUSDUSD取引単位0.1ドル0.1ドル0.1ドル1呼値の取引金額10ドル10ドル0.1ドル必要証拠金(9/13)96万8000円8800ドル6585円(取引金額の5%)これらの取引の特徴は、証拠金を預けることで、証拠金よりもずっと大きな金額を扱うレバレッジ取引ができる点だ。…
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