中国の５月景況指数が上昇 ３カ月連続改善

　【北京共同】中国国家統計局と中国物流購買連合会は１日、５月の景況感を示す製造業購買担当者指数（ＰＭＩ）が５０・８だったと発表した。３カ月連続で上昇した。政府の景気下支え策を背景に、企業の景況感が上向いている。

　前月と比べ０・４ポイント改善した。生産動向や新規受注の指数のほか、原材料の購買量を示す指数も上昇した。企業の規模別では、大企業、中規模企業の景況感が節目となる５０を上回った。

　ただ、小規模企業の景況感は５０を割り込んでおり、統計局は「零細企業の経営は依然として困難だ」と分析した。輸出の受注を示す指数も５０を割り込んでいる。