財務省が18日発表した5月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は9090億円の赤字だった。赤字は23カ月連続で、過去最長。ただ、4月の消費税や環境税(石油石炭税)の増税で原油の輸入が駆け込みで増えた反動で大きく減少したことから、赤字額は前年同月比8.3%減と2カ月連続で縮小した。
輸出額は2.7%減の5兆6076億円で、15カ月ぶりに減少に転じた。自動車が主に米国向けを中心に4.3%減と低迷したことが響いた。
輸入額は3.6%減の6兆5165億円となり、19カ月ぶりに減少した。原油は15.1%減、石炭は24.4%減で、ともに数量ベースでも減少した。
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