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「ボルボ」のイメージが変わる、北欧デザインを楽しむ軽快クロスオーバー

2014年6月19日木曜日

 「ボルボ」といえば? ハチゴーマル……、頑丈、安全、スパッとカクカク、心地よく無骨……。そんなイメージも思い出として残しつつ、スウェーデンの輸入車ブランド「ボルボ」が最近、グッとブランド力を高めている。

 ボルボ躍進の原動力となっているのが、国内外ブランド問わず競争が激しいプレミアムコンパクトクラス(Cセグメント)に位置する「V40」シリーズだ。

 日本自動車輸入組合調べによると、海外メーカー輸入車の2013年度新車登録台数は前年度比22.9%増と好調。ボルボはドイツの4強ブランド(フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ)に次ぐ5位のシェアを確保し、同じく前年度比29.7%増を達成した。このうちボルボの主力車種「V40」シリーズは、販売数トップのVW Golf(年間3万974台)以下、BMW 3シリーズ、BMW Mini、メルセデス・ベンツ Aクラス、メルセデス・ベンツ Cクラス、VW Polo、VW up!、メルセデス・ベンツ Eクラスに続く販売数(同1万294台)を記録している。

 2014年6月現在、V40シリーズは標準モデル「V40 T4」を軸に、その派生モデル「V40 T5 R-DESIGN」、そして小型クロスカントリーSUVモデルである「V40 CROSS COUNTRY T5 AWD」で展開するが、そこに特別限定車「V40 CROSS COUNTRY T4 Nordic」と「V40 T4 Sports」が加わった。

 今回はこのうち「V40 CROSS COUNTRY T4 Nordic」に試乗する機会を得た。さっそくドライブしてみよう。

●スカンジナビアンデザインが心地よく香る、人気シリーズV40の特別モデル

 V40 CROSS COUNTRY T4 Nordic(以下、T4 Nordic)は、既存の「V40 CROSS COUTRY T5 AWD」と同様に、V40をベースに車高を30ミリ高め、専用のエクステリアとインテリアが与えられた小型クロスオーバースタイルのモデルだ。

 エクステリアは、グラファイトカラーの樹脂パーツがフロントノーズからサイドシル、リヤバンパーまでぐるりと覆う。取り回しがしやすそうな国産コンパクトカーと同等クラスの車体サイズに加え、わずかに車高を上げることでクロスオーバーモデルであることを十分に意識できるデザインだ。同等クラスの国産車種にはみられない、北欧ブランドならではのゆるやかな雰囲気もしっかり感じられる。

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