ここ最近、『映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」~MUSIC BOX~』や、『アナと雪の女王オリジナル・サウンドトラック』、『TERRACE HOUSE TUNES』など、TVや映画サントラのヒットが相次いでいる。消費者が「コト消費」に向いているいま、新たな楽曲やアーティストの出会いにつながるサントラのアプローチには、新規音楽ファン獲得の可能性が秘められている。
【表】ここ最近ヒットした主なサウンドトラック(6/23付)
昨年から今年にかけて、TVや映画のサウンドトラックのヒットが続いている。昨年12月に公開した映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のサントラ『映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」~MUSIC BOX~』は、発売から約半年で累積売上8.2万枚を記録。同作は、映画の主要キャストがそれぞれのシーンで披露した"歌もの"の楽曲だけを収録した内容で、音楽プロデューサーの亀田誠治氏が、劇中歌をプロデュースしたことも話題を集めた。
そして今年、映画の大ヒットに伴い、大きな脚光を浴びているのが、『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック』だ。映画サントラでは30年7ヶ月ぶりに3週連続首位を獲得(5/26付)して注目を集め、発売からわずか3ヶ月で、累積78.7万枚を売り上げている。
さらに最近では、テレビ番組から派生して発売されたサントラにも注目が集まっている。CX系『テラスハウス』のコンピアルバム『TERRACE HOUSE TUNES』は、TVサントラで今年初めてTOP5入りして話題に(6/2付)。発売から1ヶ月で累積5万枚を突破した。
■世界観を重視する消費者 店頭では「コト消費」演出を工夫
映像を観て音楽が耳に残り、また音楽を聴くと映像が頭に浮かぶ。作品の世界観を楽しむ手段として、サントラが求められるのは、今も昔も変わらないだろう。ではなぜここへきて、サントラのヒットが相次いでいるのか。タワーレコード 商品本部 洋楽2部/真志田 健次氏は、「最近の映像作品は、一緒に歌ったり、憧れを抱いたり、自分を投影できたりと、観客の共感を得るための工夫が多いように感じます。世界観を共有するための要素として、音楽もより重視されているのでは」と分析する。
つまり、観客は作品の世界観に惹かれて、そこに自身を照らし合わせて浸る。ただのモノではなく、共感や体験といったコト消費として、サントラの役割が大きな存在感を示しているのだろう。…
【表】ここ最近ヒットした主なサウンドトラック(6/23付)
昨年から今年にかけて、TVや映画のサウンドトラックのヒットが続いている。昨年12月に公開した映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のサントラ『映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」~MUSIC BOX~』は、発売から約半年で累積売上8.2万枚を記録。同作は、映画の主要キャストがそれぞれのシーンで披露した"歌もの"の楽曲だけを収録した内容で、音楽プロデューサーの亀田誠治氏が、劇中歌をプロデュースしたことも話題を集めた。
そして今年、映画の大ヒットに伴い、大きな脚光を浴びているのが、『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック』だ。映画サントラでは30年7ヶ月ぶりに3週連続首位を獲得(5/26付)して注目を集め、発売からわずか3ヶ月で、累積78.7万枚を売り上げている。
さらに最近では、テレビ番組から派生して発売されたサントラにも注目が集まっている。CX系『テラスハウス』のコンピアルバム『TERRACE HOUSE TUNES』は、TVサントラで今年初めてTOP5入りして話題に(6/2付)。発売から1ヶ月で累積5万枚を突破した。
■世界観を重視する消費者 店頭では「コト消費」演出を工夫
映像を観て音楽が耳に残り、また音楽を聴くと映像が頭に浮かぶ。作品の世界観を楽しむ手段として、サントラが求められるのは、今も昔も変わらないだろう。ではなぜここへきて、サントラのヒットが相次いでいるのか。タワーレコード 商品本部 洋楽2部/真志田 健次氏は、「最近の映像作品は、一緒に歌ったり、憧れを抱いたり、自分を投影できたりと、観客の共感を得るための工夫が多いように感じます。世界観を共有するための要素として、音楽もより重視されているのでは」と分析する。
つまり、観客は作品の世界観に惹かれて、そこに自身を照らし合わせて浸る。ただのモノではなく、共感や体験といったコト消費として、サントラの役割が大きな存在感を示しているのだろう。…
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