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EU、対日EPA交渉継続を決定=鉄道調達が焦点に

2014年6月26日木曜日

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は25日、日本との経済連携協定(EPA)交渉を継続すると決めた。EU加盟国の通商担当者で構成する貿易政策委員会(TPC)がこの日、「交渉は続けるべきだ」との意見で一致し、交渉役の欧州委員会が最終決定した。

 EUと日本は、昨年4月に交渉を開始。EUは、1年をめどに内容を点検し、日本側の取り組み次第では交渉を中断する可能性も示していた。

 5月末以降に数度開催されてきたTPCでは、有力メーカーなどを国内に抱えるフランス、ドイツなどが、鉄道分野の政府調達に関して、日本の取り組みは不十分だとして不満を表明。EU関係者によると、この日のTPCでは一部の国がこの問題で懸念を表明したものの、欧州委がこの問題を今後も継続して交渉すると約束し、一応の理解を得た。鉄道調達の問題は今後の交渉でも焦点となりそうだ。 

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