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秒速で1億儲ける与沢翼の倒産から学ぶマーケティングのコツ

2014年4月30日水曜日

2014年4月26日に、秒速で1億稼ぐ男として有名な与沢翼さんがブログ上で会社の破綻状況を告白しました。

ニュースを見た時は、何かジョークか彼の新手のマーケティングが始まったかと思っていましたが、ブログ内容を見る限り実際に破綻状況に陥ってしまったようです。

その翌日、コンサルティングファームで同期だった友人とFacebookで与沢さんの話題になりました。

彼が取り扱っている商材やビジネスモデルを真っ当なものだとは思いませんが、実際にアイデアだけでお金を稼ぎきった事を踏まえるとすさまじいマーケティング力があるという事になります。

正直言って、真っ当な商材やビジネスモデルで勝負していても、マーケティング力が無ければ、この競争社会では全く生き残れません。特に海外でビジネスをやっていると、ルールなんてほとんどなく、法律には触れないならどんな手を使っても成功して生き残り続けるか、中途半端な正義感に捕らわれて失敗してしまうかのどちらかだと痛感しています。

放映中のドラマ、ブラックプレジデントの第三話の台詞ですが、企業は持続することが目的である。という事がまさしく真理だなと経営者になってよく分かります。

今回は、一旦は失敗になった彼のマーケティング手法から学べるコツがあるのではないかというテーマです。

■無から価値を生み出す
消費者が購買というアクションを起こすのは、商品に価値があるからです。そして商品の価値に見合った金額を支払います。商品の価値というのは同時に、販売者と消費者の駆け引きする場である市場によって決定されます。

与沢さんが提供するものは、ほぼ無価値である情報という商材をマーケティングによって高い価値に変えてしまいます。また、世間一般の市場で戦うのではなく、成功したいという気持ちが強い層に強力に働きかける事によって熱狂的なサポーターを作り、売り手が有利な市場で戦っています。

与沢さんが無であるモノに価値を与えるために使ったマーケティング手法が、ストーリーマーケティングです。

実は、どんな業界や商材でも取られているオーソドックスなマーケティング手法の1つです。例えば、ポカリスエット×青春、マークX×攻める大人の男といった、なぜその商材が対象となる消費者に必要なのかをストーリーを用いて訴求する方法です。

与沢さんは、億単位のお金を稼ぐ技術をセミナーや情報媒体で販売するというビジネスを展開していました。

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