街にはリクルートスーツの若者が目立つが、スーツを着慣れないせいか、ジャケットの一番下のボタンは「しめない」というマナーも知らずに、全ボタンをしめてキツそうに歩いている若者も多い。社会のマナーを知らない、というだけでなく、面接でもかなりのマイナス点をつけられるに違いない。
いまだに内定を取れない若者や、マナーを知らないビジネスパーソンが読んでおきたいのが「PRESIDENT」(プレジデント社/5月5日号)だ。『イラスト図解 恥をかかない、好かれる、信頼される 「一流のマナー」超入門』という特集を組み、できるビジネスパーソンの身だしなみを紹介している。ビジネスパーソンの基本は「身なりを整えること」。慶應義塾大学と世界最上級のビジネススクール、ハーバード・ビジネススクールを卒業し、世界最強の投資銀行であるゴールドマン・サックス、世界最高のコンサルティング・ファームであるマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤めた経験を持つ戸塚隆将氏は「スーツとシャツは、個性より清潔感が命」と語る。
「ゴールドマンやマッキンゼーの社員は皆一様に白いシャツ(または無地の薄いブルー)にダークスーツという、まるで制服のような驚くほど没個性な服装が特徴。彼らが外見で重視しているのは、あくまでも『清潔感』。決して『個性』を強調するものではない」
顧客が求めているのは外見ではなく「中身の個性」である、という哲学が徹底しているのだという。そのほかに戸塚氏が重視するのは、ピカピカの靴とズボンのピシッとした折り目だ。
●ビジネスシーンで黒スーツはNG?個性の主張は「悪目立ち」につながりかねない。特集記事『仕事ができる男に見える「スーツの鉄則」』では、スタイリストが「ネクタイは無地か『古典柄』、シャツはセミワイド」というベーシックが鉄則、そして「黒スーツ」はNGだという。
「若い世代を中心に、黒のスーツを着る人が増えています。…
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