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上司の5つの言葉で、負けを恐れる部下は動く

2014年4月15日火曜日

・やるべきことはわかるのに、常に受け身な部下・意見は持っているのに、伝えてこない部下・頑張っているのに、ズレている部下・能力はあるのに、向上心がない部下・いいヤツなのに、なぜか人に好かれない部下・チャンスがあるのに、負けることを恐れる部下(10ページより)

『"惜しい部下"を動かす方法 ベスト30』(大塚 寿著、角川書店)の著者は、現代の部下の大半を占めるという"惜しい部下"の特性をこのように分類しています。そして本書では、この6つのタイプの部下に対してそれぞれ5つずつ、計30個の「効果的なマネジメント手法」を紹介しています。

きょうはそのなかから、第6章「『視野』を広げる一言 チャンスがあるのに、負けることを恐れる部下へ」に焦点をあててみます。

大局観を持たせる

著者によれば、「負けたらカッコ悪いから、やらない」というような、上司が聴いたら驚くようなセリフを言い放つ部下は少なくないのだとか。しかし、そんなときは「なぜ、挑戦しなかったんだ?」「悔しくないのか?」などと聞くのは逆効果。たとえば「君はそこから、なにを得たと思う?」というように、まずは思いを汲み取ることが大事だといいます。その結果、悔しいと思う気持ちが汲みとれれば、次のチャレンジを促すために、その詳しさに乗じて焚きつけるのが正攻法。

また、「負けたらカッコ悪い」というスタンスが、どれだけ成長機会を絶ってしまう"自殺行為"であるかを諭すことも重要。さらに部下に気づいてもらいたいのは、「誰からみてカッコいいのか、悪いのか」ということだそうです。自分や同期の人間が「カッコ悪い」と思ったとしても、評価をするのは上司や会社。「カッコ」を気にする部下は、そこを見誤っているというわけです。

つまり部下に足りないのは、ものごとの全体的な成り行きをどう見るかという「大局観」。高い視座から物事を見ることを指導すべきだという考え方です。(190ページより)

小さい成功体験/失敗体験を積ませる

"失敗を必要以上に恐れる部下"には、「まわり道でもいい。ゆっくり自分の可能性に目覚めてほしい」というスタンスで向き合い、働きかけることが大切。具体的には、「小さな成功体験」と「小さな失敗体験」を積ませていくべきだといいます。

1.「小さな成功体験」を積ませる

小さな成功体験を積むことから得られるのは、「がんばればうまくいく」という原体験。それは壁を乗り越える「突破力」に化け、最後まであきらめずに知恵を絞り続ける「ねばり」に変化するといいます。

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