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「恋チュンダンス」は職場活性化の特効薬だ

2013年12月4日水曜日

■ダンスPVは仮想社員運動会
カモンカモンカモンカモンベイビー♪ と職場でダンスする人々。このところ、企業や官庁などの社員、職員がみんなでAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」(略して恋チュン)に合わせて踊る動画が次々とアップされ、話題を呼んでいます。公開しているのは、IT企業のサイバーエージェントやアパレルのサマンサタバサなど若い社員の多い企業から、タクシー大手の日本交通、佐賀県庁、神奈川県庁など様々。どの動画も、社員、職員の方々がそれぞれの持ち場で曲に合わせて踊る様子をつなぐ組織紹介VTRのようなつくりになっています。
ノリノリで踊る社長や知事、真面目な顔で踊る警備員のおじさん、エプロン姿で踊る食堂のおばさんたちなど、その様子はなんともほほえましく、また「こんな部署もあるんだ……」などと、興味深くもあり、ついつい見入ってしまいます。気になる方は、ぜひネット検索して見てみてください。
きっかけとなったのは、AKB48グループのスタッフが踊るPVで、その後、様々な企業、団体に広がりました。プロモーションの一環としてAKB側から話を持ちかけられたところもあるようですが、自主的に始めたところも多いようです。
このような「社員ダンスPV」は組織にとって、どんな意味があるのでしょうか。
当然ですが、1番の目的は宣伝、PRです。ネット上で話題となりテレビなど様々なメディアにも取り上げられた結果、サイバーエージェント、神奈川県庁のPVは、再生回数が200万回を超えています。サイバーエージェントでは「会社のカルチャーを伝えることで、採用活動への効果も期待したい」とのこと。確かに「若い人が多くて楽しく仕事ができそう」と、志望者も増えそうです。
表向きは宣伝、PRですが、組織の内側に目を向けてみると、「これはダンスPV公開による組織開発である」という見方もできます。ちなみに、組織開発とは様々な定義がありますが、ここはひとまず「組織のメンバーのつながりを強くし、組織力を高める活動」とお考えください。
こうした活動でぱっと思いつくのは、往年の社内旅行や社員運動会です。旅行や運動会に参加することで、仕事以外のつながりができ、人間関係も円滑になります。また、社員運動会では、社員の家族も組織内に取り込むことができました。社内旅行や社員運動会は社員の愛社精神を育む経営的な活動という側面があったのです。
しかし、これらは「失われた20年」を経て、すっかり過去のものとなりました。

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