中国金融市場で今年6月以降、6カ月ぶりに信用収縮の傾向が見えてきた。23日、短期金利の指標となる7日物レポ金利が10%に近付いた。国内市場の資金需要の状況を示すもので、平常時には4%ほどのため、2倍以上になったことになる。韓国・朝鮮日報の中国語電子版が26日伝えた。
中国の信用収縮は中央政府が地方政府による負債と「影の銀行」の問題を解決することが目的で、米政府による量的緩和の規模縮小が始まったこともあり、金融市場の不安定要素を大きくさせた。
中国人民銀行(中央銀行)は今月3日、通貨流通目標に合わせるため、週に2回の資金供給を停止。そのため2週間後の18日にはインターバンク市場で資金不足が現れた。
人民銀行は金利を安定させるため、19日、取引時間を延長し、短期流動性オペ(SLO)で資金を供給したと発表。ただ、その規模や時間については公表されず、市場で不安感が高まった。
英フィナンシャル・タイムズは「中国の金融市場で半年間に2回、信用収縮が起きたことは、デレバレッジが全面的に始まったことを意味する。金融市場は今後、さらに困難な状況に直面するだろう」と指摘した。
(編集翻訳 恩田有紀)
中国の信用収縮は中央政府が地方政府による負債と「影の銀行」の問題を解決することが目的で、米政府による量的緩和の規模縮小が始まったこともあり、金融市場の不安定要素を大きくさせた。
中国人民銀行(中央銀行)は今月3日、通貨流通目標に合わせるため、週に2回の資金供給を停止。そのため2週間後の18日にはインターバンク市場で資金不足が現れた。
人民銀行は金利を安定させるため、19日、取引時間を延長し、短期流動性オペ(SLO)で資金を供給したと発表。ただ、その規模や時間については公表されず、市場で不安感が高まった。
英フィナンシャル・タイムズは「中国の金融市場で半年間に2回、信用収縮が起きたことは、デレバレッジが全面的に始まったことを意味する。金融市場は今後、さらに困難な状況に直面するだろう」と指摘した。
(編集翻訳 恩田有紀)
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