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中国のぜいたく品市場が伸び悩む、けん引役は男性から女性に―中国メディア

2013年12月21日土曜日

グローバルコンサルティングのベイン・アンド・カンパニーは17日に発表した「2013年中国贅沢品市場研究」で、今年のぜいたく品市場が伸び悩み、成長率は前年比7%にとどまるとの予測を公表した。2012年の成長率は7%だった。12月19日、第一財経日報が伝えた。
2011年には30%伸びた中国のぜいたく品市場だが、この2年は勢いが落ちている。来年の市場規模は今年とほぼ同じ水準になりそうだ。
2013年の中国人消費者のぜいたく品消費額は1160億米ドルで、世界の29%を占めてトップだった。ただし中国消費者は国内ではなく海外でぜいたく品を求める傾向がさらに強まっており、海外購入分が67%に達している。
また、中国政府の反腐敗運動は贅沢品の贈答市場に打撃を与えた。ベインのパートナーであるブルーノ氏は、「一級都市のビジネス関連の贈答品は大きく減り、特に男性ファッションと腕時計が低迷した」と解説した。
2012年の中国ぜいたく品市場における男性ファッションの伸び率は前年比12%だったが、今年は1%減少した。
全体の市場が伸び悩む中で女性をターゲットにした商品は好調だった。ベインは、中国ぜいたく品のけん引役は男性から女性に移りつつあり、欧州など成熟市場に近づいていると分析した。
(編集翻訳 浦上早苗

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