●集中連載『知っておきたい領収書の常識』について
本連載は、2013年12月21日に発売の梅田泰宏著『経費で落ちるレシート・落ちないレシート』(日本実業出版社)から一部抜粋、編集しています。
フリーランスや個人事業主として働く人にとって、領収書、レシートは「金券」のようなもの。その支払いが「経費である」と認められれば、支払う税額が減るからです。
とはいえ、「何が経費になって、何が経費にならないのか」という基準は、誰も教えてくれません。なぜかと言えば、経費で「落ちるか」「落ちないか」という意味では、全ての領収書が「グレー」であり、ケースバイケースで、明確な基準が存在しないからです。
しかし、実は、「落とすコツ」というものが確かに存在します。それは、具体的なケースを通してのみ、知ることができる種類のものなのです。本書は、「経費」に関する基礎知識を押さえたあと、具体的なケースを通して、経費で「落とせる基準」と「落とすコツ」を解説していきます。
・ 本連載は、フリーランスのライターである鈴木ヒロシさんと、税理士の梅田(私)が主な登場人物です。
飲食店などに取引先の人たちと行った際に、それぞれの会社で各自の負担をすることがあります。例えば、支払いの際に合計で2万5000円だったものを2社で割り勘にする場合。会社に提出するときに、2万5000円の領収書ではちょっと困ったことになります。
こんな場合には、各社宛で1万25000円の領収書があれば精算も簡単に済みます。あるいは、社内規定で1人当たりの金額が決まっているような場合、それを超えた部分は自腹を切るということで、会社に提出できるような領収書にしてもらうということもあるでしょう。これは、会社に規定以上の出費をさせるということでもなく、また不正にお金をもらおうとしているわけでもありません。
結論から言うと、支払った金額の一部だけ領収書をもらうのは、悪いことではありません。もちろん、あくまでお金を支払った側、領収書をもらう側の論理ですけどね。
でも、なかなか2枚にしづらい場合もありますよね。例えばスーパーで野菜や飲み物を買い、ついでにボールペンも買った場合、ボールペンは仕事に使うから経費で落とせますけど、野菜は無理ですよね。
分かっているじゃないですか。そんなときは、明細が書かれたレシートでいいんですよ。で、ボールペンの部分だけマーカーしておけばいい。…
本連載は、2013年12月21日に発売の梅田泰宏著『経費で落ちるレシート・落ちないレシート』(日本実業出版社)から一部抜粋、編集しています。
フリーランスや個人事業主として働く人にとって、領収書、レシートは「金券」のようなもの。その支払いが「経費である」と認められれば、支払う税額が減るからです。
とはいえ、「何が経費になって、何が経費にならないのか」という基準は、誰も教えてくれません。なぜかと言えば、経費で「落ちるか」「落ちないか」という意味では、全ての領収書が「グレー」であり、ケースバイケースで、明確な基準が存在しないからです。
しかし、実は、「落とすコツ」というものが確かに存在します。それは、具体的なケースを通してのみ、知ることができる種類のものなのです。本書は、「経費」に関する基礎知識を押さえたあと、具体的なケースを通して、経費で「落とせる基準」と「落とすコツ」を解説していきます。
・ 本連載は、フリーランスのライターである鈴木ヒロシさんと、税理士の梅田(私)が主な登場人物です。
飲食店などに取引先の人たちと行った際に、それぞれの会社で各自の負担をすることがあります。例えば、支払いの際に合計で2万5000円だったものを2社で割り勘にする場合。会社に提出するときに、2万5000円の領収書ではちょっと困ったことになります。
こんな場合には、各社宛で1万25000円の領収書があれば精算も簡単に済みます。あるいは、社内規定で1人当たりの金額が決まっているような場合、それを超えた部分は自腹を切るということで、会社に提出できるような領収書にしてもらうということもあるでしょう。これは、会社に規定以上の出費をさせるということでもなく、また不正にお金をもらおうとしているわけでもありません。
結論から言うと、支払った金額の一部だけ領収書をもらうのは、悪いことではありません。もちろん、あくまでお金を支払った側、領収書をもらう側の論理ですけどね。
でも、なかなか2枚にしづらい場合もありますよね。例えばスーパーで野菜や飲み物を買い、ついでにボールペンも買った場合、ボールペンは仕事に使うから経費で落とせますけど、野菜は無理ですよね。
分かっているじゃないですか。そんなときは、明細が書かれたレシートでいいんですよ。で、ボールペンの部分だけマーカーしておけばいい。…
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