ページ

邦銀初、タイ現地法人を申請=三井住友信託銀社長が表明

2013年12月26日木曜日

 三井住友信託銀行の常陰均社長は25日までにインタビューに応じ、タイで現地法人を設立する意向を正式に表明した。タイ当局に計画を申請済みで、認可されれば邦銀としては初のタイ現法となる。タイで個人向け金融サービスにも参入可能となり、邦銀のアジア進出に弾みがつきそうだ。

 三井住友信託銀は1993年、前身の旧住友信託銀行がバンコク駐在員事務所を開設したが、情報収集に限られ、金融サービスは展開できなかった。今回の計画によると、タイ現法は「日系企業向けの貸し出しが中心」(常陰社長)で、将来は信託サービス展開も視野に入れる。

 常陰社長は、現法設立の狙いについて「日系進出企業の間で現地通貨バーツ建て融資の需要が強い」と指摘。その上で「取引先の間でタイを起点にミャンマーやマレーシアなど周辺各国への拡大機運が高まっている」と説明した。 

0 件のコメント:

コメントを投稿

 

人気の投稿