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労働時間で人事評価する組織がダメな理由

2013年12月16日月曜日

長時間労働が日本のトレンドです。
こうやって日本人はどんどんすり減っていきます。
仕事以外に何かをする時間を持てず、老後に燃え尽きる人も少なくありません。
長時間労働が評価に値するという社会的風潮を作ってきた日本人。その流れは脈々と受け継がれています。

長時間残業は上司のため? 内閣府世論調査
(http://www.sankeibiz.jp/econome/news/131122/ecd1311222144001-n1.htm)

バカバカしいですね。
仕事の評価を労働時間でしか出来ない組織は、評価の仕組みづくりを怠けています。
仕事の評価を労働時間でしか出来ない上司は、評価の本質が何かを考えることから逃げています。
仕事の評価を労働時間でしか出来ない貴方は、自分がやっていることの価値を伝えることから逃げています。

■長時間労働が日本をダメにした

長時間労働が常態化する事で起きることは、職場以外のインプットから遠ざかるという事です。

弊社リバネスは今年で11年目になり、社員の平均年齢が31歳程度の会社です。
こういう若い会社のスタッフが長時間労働が故に会社以外のインプットがなくなるということを考えてみてください。
それはすなわち、彼らの今まで生きてきた中で吸収した貯金をすり減らしながら生きるにほかなりません。
他にインプットは無いのですから。気付かないうちにどんどん磨り減っていきます。
これがあと30年続いてみなさい。
60になる頃には自分が1mmも残ってませんよ。人生とはそれでいいんですかね?

もうそういう時代ではないと思うのです。焼け野原から復興する為の死に物狂いの日々は終わりました。
その先にあった右肩上がりの時代もとっくに終わりました。
日本人はもっと人生をより良く生きる為に何が出来るかを考えるべきだと思う。

■他にもやらなきゃならないことがあるんだよ

私は、出来るだけ短時間で業務をこなす方法を模索し続ける人を評価しています。
その為の頭を使っている人を評価しています。
今やっている事がよりクオリティ高く、より短時間に出来る方法はないかを考える人が必要だと思っています。
何故って、僕らには時間が無いから。
生きているうちに出来る限り遠くまで行くには、ショートカットをし続けないといけません。そういう頭をつかうべきなのです。
それに、仕事以外に国内を見渡してみれば、超高齢化。出生率の低下以前に、生涯未婚率の上昇に歯止めがかかっていません。

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