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毎日15分、1つのテーマを勉強する

2013年12月6日金曜日

トップ3%の人の仕事のルール:

 トップ3%になれる人と、それ以外で終わる人を分けるのは、社会的地位や財産の多さだけではありません。教養があるかないかで大きな差があります。1つのテーマについて究めると、人生が楽しくなるのです。

●毎日15分、1つのテーマを勉強する

 トップ3%になれる人と、それ以外で終わる人を分けるのは、社会的地位や財産の多さだけではありません。「教養」があるかないか。特に年を重ねてからは、これで大きく差がつきます。

 少し教養について説明しましょう。『広辞苑』によると、「単なる学殖・多識とは異なり、一定の文化理想を体得し、それによって個人が身につけた創造的な理解力や知識」となっています。

 難しい表現ですが、要するに仕事以外の分野で、その人がどれくらい自分を魅力的にするバックボーンをもっているか、ということです。

 それがあることによって、その人の仕事がさらに引き立ち、家族や友人とのコミュニケーションが円滑になります。人が知らない知識を披露することで自分を知ってもらい、相手との距離を縮めたりもできます。決して無理に押しつけてはいけません。

 愛媛県・松山市に住む70歳代の女性は、全国の神社に鎮座している狛犬(こまいぬ)の研究をしていました。何十年もかけて全国の神社をめぐり、それぞれの特徴や製造された年代、製造方法、材質、大きさや形状などを研究していたそうです。

 すると、当時はこの女性より詳しい人がいなかったようで、狛犬について調査するために日本中の専門家を探していたNHKから、取材を受けることになったのです。

 以後、この女性は和歌や短歌、日本画についても同じように勉強していたこともあり、いまでは狛犬以外の分野でも執筆を頼まれるなど活躍されています。

●1つのことを究めると人生が楽しくなる

 教養を身につける方法は、できるだけ若いうちに、たった1つのテーマでもいいから選ぶこと。そして、それについて10、20、30年と、長い時間をかけて勉強していくことです。

 ときには、見聞を広げるために自分より詳しい人に話を聞くために訪ねていってもいいでしょう。ただ、大事なことは、本を読むにしても資料を調べるにしても、必ず毎日15分ずつでもいいから勉強を続けることです。

 長い年月を積み上げていくことでしか教養ははぐくまれないのです。

 テーマを決めるときは、できればあまり人が関心をもっていない分野に注目するといいでしょう。

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