米会計大手、和解金２５億円 三菱ＵＦＪの経済制裁違反で

　【ニューヨーク共同】米ニューヨーク州金融サービス局は１８日、三菱東京ＵＦＪ銀行によるイランなどへの経済制裁違反事案に関連し、米大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパース（ＰＷＣ）が和解金２５００万ドル（約２５億６千万円）を支払うことで合意したと発表した。

　ＰＷＣは今後２年間、金融サービス局の監督・管轄下にある金融機関からコンサルティング業務を引き受けることもできなくなる。

　同局によると、ＰＷＣは２００８年に三菱東京ＵＦＪ銀の取引に関する報告書を作成したが、違法取引の記録の一部が削除されていることを十分に説明しなかった。