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「リベンジ転職もキャリアUPも今がチャンス!」DODA編集長がオススメ解説

2014年8月27日水曜日

ようやく景気回復と思ったら、今度は「人材不足」が深刻化? もしそれが事実なら、転職を考える人には有利なはずだ。今、勝負に出てもいいのか。それとも慎重になるべきか。転職支援サービス『DODA』編集長の木下学氏に聞いた。

■2020年東京五輪まで転職市場は活況!

転職市場は、リーマン・ショック後の2009年に求人件数がドンと減り、その後は緩やかに増加してきました。

それが13年1月から急激に増え、今年に入っても勢いが止まらない。例年、4月にはいったん落ち着きますが、今年は各社とも採用意欲は旺盛なままですね。求職者も増え続けており、実に活況といっていいでしょう。中長期的に見ても、2020年の東京オリンピック開催まではこの状態が続きそうです。

そもそも、企業というのは成長していきたいわけですが、定年退職を含め、従業員のなかに辞める人は必ずいます。加えて、業界を問わずどこも人材不足ですから、採用活動をし続ける。さらに、好況を背景に「今が攻め時」とみる企業も多く、こうした状況を後押ししています。

求職者については、かつてはなんらかの理由で会社を辞めた、あるいは辞めさせられたので、早急に次の仕事を探すという人が中心でした。でも今は、現在の仕事をしながら、「いい転職先があれば移ろう」と機会をうかがっている人が増えています。

転職理由も、これまでは「自分自身や職場の将来に不安を感じている」などのネガティブなものが多かったのですが、今は「やりたいことがある」「もっとチャレンジできる環境を探している」といったポジティブな方向に変わってきています。


■氷河期世代がリベンジ転職を狙う

転職希望者は20代が中心ですが、30代以上の方も増えています。「スキルがあれば、もっといい職に就(つ)ける」という欧米的な考え方が浸透したこともあり、2回、3回と転職を繰り返してエグゼクティブにステップアップしていく方もたくさんいます。

私は「キャリアにならないキャリアはない」と思っています。ですから、5年でも10年でもいいので、社会人として過ごしてきた経験をぜひ生かしてほしい。自分の武器を見つけて、さらに磨いていこうというチャレンジ精神があれば、いくらでもチャンスはあります。世の中に必要とされる何かを身につける努力をしている人は、転職もうまくいくでしょう。

また、社会人としての経験が浅くても悲観することはありません。経験値が高い即戦力が求められ、40歳前後でも採用するようになってきている一方、中途採用でも育てていこうという企業も増えているからです。

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