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<北海道電力>役員報酬、冬ボーナス削減へ 再値上げ申請で

2014年8月24日日曜日

 北海道電力は、役員報酬や社員の冬の賞与(ボーナス)を削減する方針を固めた。家庭向け電気料金の平均17.03%の再値上げを国に申請している北電は、人件費をさらに減らして利用者の理解を得たい考えで、今後、労働組合と協議に入る。

 電気料金の値上げ幅の妥当性を審査する経済産業省の有識者会議で北電は22日、昨年9月の値上げ時に取り組むとした人件費削減の実施状況を説明。2014年度は月給や夏の賞与の削減で10億円程度を減らす方針だが、国に求められた12億円には届かない。今夏の賞与は前年同期に続き、12年夏の賞与の半額となる組合員平均40万3000円で労組と妥結した。

 役員報酬についても北電は昨年の値上げにあたり平均4200万円から同2000万円に引き下げたが、国は1800万円まで下げるよう求めていた。

 有識者会議では、役員報酬を含めた人件費削減策を打ち出さなければ、利用者の理解が得られないとの指摘が相次いだ。北電の川合克彦社長は再値上げ申請にあたり、役員報酬の削減について検討する考えを示している。【久野華代

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