日立製作所が、イタリアの複合企業フィンメカニカの鉄道車両と信号の事業の買収を検討していることが17日、分かった。海外展開を強化する狙い。入札期限は月内で、日立のほか、カナダのボンバルディアなど複数の企業が参加するとみられる。
買収を検討しているのは、フィンメカニカ傘下で、鉄道車両を手掛けるアンサルドブレダと鉄道信号のアンサルドSTS。債務を減らすため、フィンメカニカが数年前から売却先を探していた。
鉄道事業は先進国での更新需要に加え、新興国でも整備が進むなど成長が期待されている。ボンバルディア、ドイツのシーメンス、フランスのアルストムが世界3強とされる。
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