アコーディアは6月27日、東京都内で定時株主総会を開いた。質問に立ったのは、レノら4グループの代表者である三浦恵美氏。村上ファンドと呼ばれたM&Aコンサルティングを率いる村上世彰氏の側近だった人物だ。C&I Holdings、レノ、南青山不動産、シティインデックスホスピタリティは、4グループ合わせて24.2%を保有するアコーディアの筆頭株主であり、アコーディアとPGMの泥沼化したバトルのキャスティングボートを握っている。
パチンコ・パチスロ大手である平和の子会社、PGMとアコーディアの壮絶バトルの第1ラウンドは、12年6月28日に開催されたアコーディアの株主総会で展開された。プロクシーファイト(委任状争奪戦)によって、一日では議案の可否が判明しないという異例の事態となった。2日間に及ぶ前代未聞のマラソン総会の結果、アコーディア側が勝利した。
第2ラウンドは、PGMによるアコーディア株のTOB(株式公開買い付け)。買い付け期間は12年11月15日から13年1月17日までで、この時にレノが参戦した。大量の株式を買い占めてキャスティングボートを握ったレノは、(1)PGMの経営統合に向けた交渉の場に着くこと、(2)自社株買いを行うこと、を要請する書簡をアコーディアに送り、TOBの期限である1月17日の正午までに回答を求めた。イエスならPGMのTOBにくみしないが、ノーならTOBに応募するという内容だった。アコーディアの回答はイエス。レノはTOBに応募せず、TOBは成立しなかった。しかし、PGMによるTOBは逃れたものの「PGMとの経営統合の交渉のテーブルに着くこと」と「自社株買い」という重い宿題が残った。
●異例の焦土作戦そこで、アコーディアはゴルフ場を切り離す焦土作戦に出た。保有する133コースのうち90コースを特別目的会社(SPC)に売却し、SPCへの売却額は1117億円。SPCはゴルフ場の持ち分をシンガポールで組成するファンド、ビジネス・トラスト(BT)に譲渡。BTはシンガポール証券取引所に上場する。…
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