財務省が24日発表した2014年上半期(1~6月)の貿易統計(速報、通関ベース)は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が7兆5984億円の赤字となり、比較可能な1979年以降、暦年の半期ベースで最大の赤字額を記録した。
赤字額は東日本大震災以降、拡大傾向にある。原発停止で火力発電の燃料輸入が膨らむ一方、大手製造業の海外生産が拡大して輸出が増えにくくなっており、日本の貿易構造の変化が一段と鮮明になった。
液化天然ガス(LNG)や原油の輸入が増え、輸入額は前年同期比10・0%増の42兆6482億円と過去最大を更新した。
6月の貿易収支は8222億円の赤字。
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