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「チューブ列車」を提唱=最高時速1220キロ―テスラ創業者

2013年8月13日火曜日

 【シリコンバレー時事】米電気自動車(EV)専業テスラ・モーターズ創業者で最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏(42)は12日、チューブの中をカプセル型の乗り物が走る次世代交通システム「ハイパーループ」構想を発表した。実現すれば、サンフランシスコ―ロサンゼルス間(約600キロ)を35分で結べるという。

 構想では、空気抵抗を減らすために減圧したチューブの中を、リニアモーターカーのように電磁力で駆動するカプセルを走らせる。最大28人乗りで最高時速は1220キロ。電力はソーラーパネルから供給する。「既存の交通手段と比べ、安全で速く、コストも安い」としている。

 総事業費は推定60億ドル(約5800億円)で、実用化には早くても7〜10年かかるという。カリフォルニア州政府は2030年ごろの全線開通を目指すサンフランシスコ―アナハイム間(約800キロ)の高速鉄道整備に680億ドルを投じる計画だが、マスク氏は計画を変更し、ハイパーループを採用するよう訴えている。 

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