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<デンソー>シャープへの出資検討 20億~30億円規模

2013年8月21日水曜日

 自動車部品最大手のデンソー(愛知県刈谷市)が、経営再建中のシャープへの出資を検討していることが20日、分かった。20億〜30億円規模を検討しているとみられ、詳細は両社で協議して決定する見通し。

 デンソーは2009年から、シャープと車載用プラズマクラスターイオン発生機で協業するなど、関係を築いてきた。出資により、デンソーの主力製品である自動車用エアコンなどに、シャープの先進技術を取り込み、付加価値の高い車載機器の開発につなげる考えがあるとみられる。

 シャープは13年3月期連結決算で、過去最大の5453億円の最終(当期)赤字を計上するなど、2年連続の巨額赤字に陥っており、事業をめぐって協力関係にあるデンソーや世界的電動工具メーカーのマキタ(愛知県安城市)などに、第三者割当増資に応じるよう求めている。【森有正

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