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量的緩和縮小「まだ不適切」=時期では見解相違―7月の米金融会合要旨

2013年8月22日木曜日

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、7月30、31両日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。年内の量的緩和縮小の可能性については大半が支持したが、労働市場の回復は不十分などとして、投票権のある委員12人のほぼ全員が「(今会合での)資産購入プログラム変更はまだ適切ではない」と判断。金融緩和策の現状維持を支持していた。

 このうち数人は早期縮小の可能性に言及したが、2、3人は「辛抱強く、新たな経済指標を待つべきだ」と強調した。市場では9月にも縮小が開始されるとの見方があるが、委員間の見解の相違が改めて浮き彫りとなり、9月会合での縮小判断に関する手掛かりは示されなかった。 

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