吉野家が、看板商品である牛丼を改良した。かなり勇気のいる決断である。BSE問題以降苦戦を強いられ、2013年、やっと輸入規制の緩和により、本来の味を取り戻していた。なのに、それを変えるのである。
牛肉の熟成期間を約2週間延ばし、玉ねぎとタレに使う白ワインを増量した。価格競争を終わらせるために、商品力を高めようとしたのである。同時に、従来より20円高い、300円とした。
この「熟成牛肉」という言葉に惹かれ、私も食べてみた。
ひと口食べて、以前の味とは明らかに違うことがわかった。肉そのものが甘い。これが熟成ということなのか、という驚きもあった。味つけも濃くなっており、ご飯ともよく合う。これまでの牛肉もアメリカンビーフ独特の脂の甘みはあったが、今回の牛肉は赤身部分の甘みが際立っている。
断っておくが、あくまで300円という価格の商品であることを前提とした感想であって、もし800円なら、ここまで誉めることはない。300円という低価格ながら、肉のレベルがここまで上がったのは、非常に素晴らしい。
「すき家」がバイト問題で揺れているいま、吉野家がトップに返り咲く日も近いのかもしれない。まさに、"牛丼と言えば吉野家"と言える新商品である。
若干の補足をすれば、熟成することで牛肉独特のクセが強くなっており、苦手な人には敬遠されるかもしれない。しかも、味つけがしょうゆ濃くなっているので、これも好みが分かれる可能性がある。
以前の牛肉は、肉の旨味と甘みのバランスがよく、タレも甘めだったので、やや上品な仕上がりになっていた。
新しい牛丼は、個性が強くなり、パンチはあるが、濃い味が苦手な人には、手が出しにくいかもしれない。
だが私は、これくらい個性の強い方が、ファストフードには向いていると思う。どこも同じような商品ばかりでは、客の固定化は難しい。"この味が好きだ!"と、ハッキリ主張する客を集めることが、成功に繋がるのである。
今回の吉野家は、明確なイメージを打ち出している。「牛肉が旨い」。牛丼店にとって、これはもっとも強烈なアピールとなるのではないか。
(佐藤きよあき)
【ガイド:All About News Dig編集部】
牛肉の熟成期間を約2週間延ばし、玉ねぎとタレに使う白ワインを増量した。価格競争を終わらせるために、商品力を高めようとしたのである。同時に、従来より20円高い、300円とした。
この「熟成牛肉」という言葉に惹かれ、私も食べてみた。
ひと口食べて、以前の味とは明らかに違うことがわかった。肉そのものが甘い。これが熟成ということなのか、という驚きもあった。味つけも濃くなっており、ご飯ともよく合う。これまでの牛肉もアメリカンビーフ独特の脂の甘みはあったが、今回の牛肉は赤身部分の甘みが際立っている。
断っておくが、あくまで300円という価格の商品であることを前提とした感想であって、もし800円なら、ここまで誉めることはない。300円という低価格ながら、肉のレベルがここまで上がったのは、非常に素晴らしい。
「すき家」がバイト問題で揺れているいま、吉野家がトップに返り咲く日も近いのかもしれない。まさに、"牛丼と言えば吉野家"と言える新商品である。
若干の補足をすれば、熟成することで牛肉独特のクセが強くなっており、苦手な人には敬遠されるかもしれない。しかも、味つけがしょうゆ濃くなっているので、これも好みが分かれる可能性がある。
以前の牛肉は、肉の旨味と甘みのバランスがよく、タレも甘めだったので、やや上品な仕上がりになっていた。
新しい牛丼は、個性が強くなり、パンチはあるが、濃い味が苦手な人には、手が出しにくいかもしれない。
だが私は、これくらい個性の強い方が、ファストフードには向いていると思う。どこも同じような商品ばかりでは、客の固定化は難しい。"この味が好きだ!"と、ハッキリ主張する客を集めることが、成功に繋がるのである。
今回の吉野家は、明確なイメージを打ち出している。「牛肉が旨い」。牛丼店にとって、これはもっとも強烈なアピールとなるのではないか。
(佐藤きよあき)
【ガイド:All About News Dig編集部】
0 件のコメント:
コメントを投稿