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ニコンに賠償提訴=カメラは「虚偽宣伝」と―中国・上海

2014年4月2日水曜日

 【上海時事】2日付の中国紙・東方早報によると、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D600」が中国で黒い点が写り込む「欠陥商品」と指摘されている問題で、上海市の購入者がニコンに賠償を求める訴訟を上海の裁判所に起こした。裁判所は1日、訴えを受理した。D600の問題で、中国で提訴されたのは初めてとみられる。

 消費者側は購入したD600が「卓越した防じん性能」をうたいながら、黒点が写り込むのは「虚偽宣伝を行い消費者をだました」と主張。カメラ代金の1万880元(約18万円)を返すとともに、同額を賠償金として払うよう求めた。

 D600をめぐっては、3月中旬に国営テレビが「欠陥商品」と指摘し、上海市当局が販売停止を命じた。ニコンは無償交換の解決策を示していた。

 D600は中国国内で約4万8000台が販売されている。

 ニコン本社の広報・IR部担当者は「事実関係を確認中のため、コメントは差し控えさせていただく」としている。 

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