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<森精機>DMGとの合併目指す 社長インタビュー

2013年9月11日水曜日

 工作機械大手「森精機製作所」(名古屋市)の森雅彦社長が10日、毎日新聞のインタビューに応じ、資本・業務提携をしている独工作機械大手のギルデマイスター(DMG)との関係について、「2020年までに、一つの組織になっていきたい」と話し、合併を目指す考えを明らかにした。両社の売上高を合わせると約4000億円で、合併が実現すれば世界最大規模の工作機械メーカーとなる。

 両社は09年に資本・業務提携することで合意し、国内外で販売やサービス拠点の統合を進めてきた。森社長は「製品などの共同開発も進め、お客様に分かりやすく、より良い製品を提供したい」と話した。両社で約200機種ある工作機械を、20年までにデザインや仕様を共通化した100種類ほどの製品に整理し、競争力アップを目指すという。また、製品開発の基盤となる設計図面や金属加工のプログラムなどの両社のシステム統合を進める方針を明らかにした。

 両社は株の持ち合いを拡充しており、森精機は今月初めにギルデ株の保有比率を約20%から24・9%に、ギルデ社も9日に森精機株を5・5%から9・6%にそれぞれ引き上げた。10月には両社の社名を「DMG森精機」に統一する。【森有正

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