ただし、回復しているといっても、その中心は理系だ。文系の就職率が78.0%に対して、理系は84.1%と6.1ポイントも高くなった。就職を重視した志望校選びにもこの傾向が反映されて、入試では理系の人気が高く、文系の人気が低い「理高文低」状態が続く。
文系のトップは「新潟医療福祉大学・社会福祉で、就職率99.2%の高い値だった。以下、福山平成大学・福祉健康、岩手県立大学・社会福祉、東京福祉大学・社会福祉、岐阜聖徳学園大学・教育、岐阜女子大学・家政と続く」。人材不足の分野である社会福祉系学部の強さが目立つ。
一方、理系のトップは「群馬パース大学・保健科で、就職率は100%だ。同大学は保健科の単科大学で、看護と理学療法の2学科があり、今年、検査技術学科を新設した。2位の甲南女子大学・看護リハビリテーション学部も、看護と理学療法の2学科で構成されている」。人材不足の分野である医療系学部の就職率の高さが際立つ。
「3位以下は、京都薬科大学・薬、神戸薬科大学・薬、東北薬科大学・薬、武蔵野大学・薬など医療系の薬学部が並んで」いる。
●売り手市場の薬剤師新卒薬剤師は、大変な売り手市場になっている。「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社/3月29日号)のコラム『就職率92%の超売り手市場 薬剤師争奪で初任給30万円も』によれば、薬学部は4年制から6年制に移行したために、「4年制の最後の学生が卒業した09年3月から、6年制が始まった06年入学生が卒業する12年3月まで、新卒薬剤師がいない空白期間が生まれた」「6年制に移行した直後は、学費が2年分余計にかかることが敬遠され、入学希望者が減った」という。13年3月卒の薬学部生9491人の就職率は92%に上る。
前出の東洋経済記事でも「昨年あまりにも人気が高くなり、思ったように採用できなかった製薬会社、調剤薬局、病院などが多かったようで、今年も採用意欲が衰えず就職は好調」という。…
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