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古ぼけた採用活動をしている企業が“変われない”シンプルな理由。

2013年12月9日月曜日

サカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」:

 最近、Business Media 誠で連載している筆者が次々と取り上げ、賑わいを見せている『タガメ女』や『カエル男』について、私も言及しようと思っていたら、編集長の吉岡綾乃さんに絶句されたばかりか「サカタさん、先々週のコラムの続きが残っていますよ」とアッサリけん制されてしまいました。「仕方ないな、同じカツでも『婚活』について書いている古田ラジオさんにお任せするか」とあきらめて、今週もゆるゆると始めてみようと思います。

●新しい採用の仕組みを導入する企業が増えている反面……

 転職や就活の現場で、さまざまなミスマッチが起きている現状について、私はこのコラムを通して、繰り返し声を上げてきました。現状、緩やかではありますが変化は起きていて、企業にとっても働く人にとっても、相対的には良い方向に向かっていると思っています。当然、景況感に左右される事象なので、その影響が大きいのは否めません。ただ、仕組みとして「もっとこういう仕組みだったら、世の中の人たちがハッピーになれるかも」と素直に考えた採用方法やプロセスが、少しずつ提示され始めていると思います。

 しかし、そういう仕組みを導入するのは難しいと、渋い顔をする採用担当者は少なくありません。それが、先々週のコラムで予告した「状況を改善するためには、いままでのやり方、という殻を破る必要があるのですが、それもなかなか難しい。それどころか、悪いと分かっていても改善できない、という話」なのです。具体的な例をあげながら、少し説明してみましょう。

 ある大手企業の関連会社では、採用時のアセスメントの仕組みを少しでも改善しようと、新しい仕組みを採用しました。しかし、その仕組みはその企業にはマッチするものではなかったようで、期待したほどの効果が上げられませんでした。導入担当者は、翌年もその仕組みを利用するのかどうか検討した結果、「別のシステムのほうが効果を見込めるので、それを利用する」という案を出したところ、上司から猛反対されたというのです。

●社内調整に追われるのは耐えられないと現状維持を選択

 ここまで読んで「それはそうだろう。せっかく導入した、でも成果が出ませんでした、だから新しい仕組みにしますなんて、ビジネス社会では甘い話をするなよ、と馬鹿にされる話だ」と怒ってしまう人もいるでしょう。私もそういう風に上司に怒られた話なのかなと思っていると、まったく違っていました。

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