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米債務上限、上院が協議継続=大統領「デフォルト回避を」

2013年10月14日月曜日

 【ワシントン時事】米上院与野党幹部は13日、連邦債務上限問題をめぐる協議を継続した。協議は前日に続き2日目だが、合意には至っていない。一方、オバマ大統領は13日夕、下院のペロシ院内総務(民主)と電話で会談。デフォルト(債務不履行)回避策が尽きるとされる17日が迫っており、政権、議会は債務上限引き上げに向け調整を急いでいる。

 上院ではリード院内総務(民主)とマコネル院内総務(共和)が会談した。マコネル院内総務は13日昼、デフォルト回避に向け「民主党が応じるときだ」とのコメントを発表。一方、米メディアによると、リード院内総務は同日夕、「共和党が応じることを確信している」と述べた上、協議を続ける姿勢を強調した。

 共和党は半年間の2014会計年度暫定予算と14年1月末までの債務上限引き上げを認める一方、医療保険改革法(通称オバマケア)を一部見直す案を主張。これに対して、民主党はオバマケア変更や上限引き上げ期間の短さに難色を示した。

 一方、オバマ大統領は13日、ホワイトハウス高官から政府機関の閉鎖の影響に関する報告を受けたほか、ペロシ院内総務と電話で会談。ホワイトハウスは会談後、「デフォルト回避に向け、債務上限引き上げが必要不可欠と確認した」と表明。また大統領が、1年間の債務上限引き上げなどを目指すペロシ氏の尽力に謝意を示したと発表した。 

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