これからの働き方、新時代のリーダー:
経済産業省の推定によれば、2012年(平成24年)の消費者向けEコマース市場規模は9.5兆円(前年比112.5%)と拡大傾向です。また、インターネット技術の進歩やアクセス端末の多様化によって、かつては「ECに向かない」といわれていた商材もネット上で購入できるようになりました。
例えば、「メガネ」もその1つ。国内市場規模4000億円とそれなりに大きな商材であり、毎日のようにテレビCMも流れます。それでもEC化が進まない理由は、メガネが視力矯正器具であり検眼やフィッティングといったオフラインでの作業の重要度が高いから。また、顔の中心にかけるメガネほど、「似合う/似合わない」をじっくりと試してみたい商品はないかもしれません。
今回、「これからの働き方、新時代のリーダー」に登場するオーマイグラスの清川忠康さんは1982年生まれの若き起業家。現在、世界的なメガネ生産地である鯖江(福井県)の製品や、同社のプライベートブランド「+omg」を中心とした100ブランド以上の国内外のメガネやサングラス4000種超を取り扱い、利用者が購入前に自宅でフレームを「お試し」(無料)できるメガネ専門ECサイト「Oh My Glasses」を2012年1月にスタートしました。
「メガネ業界に革命を起こしたい」という清川さん。なぜメガネなのか? スタンフォード大学留学中に体感したベンチャーのあり方、そして失敗への考え方……、アクションリーダーとしての清川さんの起業家マインドをお聞きしました。今回お届けする前編では、Oh My Glassesのビジネスモデルのこれからと今後について。聞き手はBusiness Media誠編集部の岡田大助。
●「オシャレ意識が高い人のメガネショップ」という仮説は崩れた
岡田: Oh My Glassesをスタートして約2年経ちました。2012年1月のグランドオープンの記事を書いたとき、鯖江を中心とした20ブランド約800アイテムでのスタートでした。「おっ、これはほかのメガネECと違うな」と思ったのは、送料無料、返品手数料なし、しかも購入前に5本までフレームを自宅で試着できるというZappos(ザッポス)風のサービスだったこと。そして何より、度数情報を送れば店舗に行くこともなくレンズの入ったメガネがオンライン完結で購入できることでした。
清川: そうでした。…
経済産業省の推定によれば、2012年(平成24年)の消費者向けEコマース市場規模は9.5兆円(前年比112.5%)と拡大傾向です。また、インターネット技術の進歩やアクセス端末の多様化によって、かつては「ECに向かない」といわれていた商材もネット上で購入できるようになりました。
例えば、「メガネ」もその1つ。国内市場規模4000億円とそれなりに大きな商材であり、毎日のようにテレビCMも流れます。それでもEC化が進まない理由は、メガネが視力矯正器具であり検眼やフィッティングといったオフラインでの作業の重要度が高いから。また、顔の中心にかけるメガネほど、「似合う/似合わない」をじっくりと試してみたい商品はないかもしれません。
今回、「これからの働き方、新時代のリーダー」に登場するオーマイグラスの清川忠康さんは1982年生まれの若き起業家。現在、世界的なメガネ生産地である鯖江(福井県)の製品や、同社のプライベートブランド「+omg」を中心とした100ブランド以上の国内外のメガネやサングラス4000種超を取り扱い、利用者が購入前に自宅でフレームを「お試し」(無料)できるメガネ専門ECサイト「Oh My Glasses」を2012年1月にスタートしました。
「メガネ業界に革命を起こしたい」という清川さん。なぜメガネなのか? スタンフォード大学留学中に体感したベンチャーのあり方、そして失敗への考え方……、アクションリーダーとしての清川さんの起業家マインドをお聞きしました。今回お届けする前編では、Oh My Glassesのビジネスモデルのこれからと今後について。聞き手はBusiness Media誠編集部の岡田大助。
●「オシャレ意識が高い人のメガネショップ」という仮説は崩れた
岡田: Oh My Glassesをスタートして約2年経ちました。2012年1月のグランドオープンの記事を書いたとき、鯖江を中心とした20ブランド約800アイテムでのスタートでした。「おっ、これはほかのメガネECと違うな」と思ったのは、送料無料、返品手数料なし、しかも購入前に5本までフレームを自宅で試着できるというZappos(ザッポス)風のサービスだったこと。そして何より、度数情報を送れば店舗に行くこともなくレンズの入ったメガネがオンライン完結で購入できることでした。
清川: そうでした。…
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