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「収入の川」を2本作るのが お金持ちへの第一歩

2013年10月19日土曜日

いくら一生懸命働いても、得られるお金には限界がある。自分ではなく、お金に働いてもらう、「第2の収入の川」の作り方、考え方を公開!

◎お話を聞いたのは 
伊藤邦生さん 国内大手金融機関勤務を経て、不動産投資のコンサルタントに。多数の成功者を輩出した経験を踏まえた著書『年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ち』(中経出版)がベストセラーに!

*前編「「お金持ち」になれるかは年収だけで決まらない」はこちら

支出をコントロールする節約だけでは限界がある!

 お金持ちになるには、先の法則1「自分のために働き、自分のお金を作る」に加え、2つ目の法則がある。それは「自分のお金を働かせて、お金を生ませること」(伊藤さん)。お金の流れを「川」、自分のお金を貯める場所(家計)を「ダム」にたとえ、具体的に解説していこう。

 まず、大抵の人が共通して持っているのが、収入の川、つまり「給与の川」だ。ここから入ってきた水(お金)が、ダム(家計)に貯まっていき、水量がその人の資産額を表す。逆にダムから出ていく水もある。ダムの下流に位置する支出の川、つまり衣食住の3つの川だ。

 前編の2人のケースで考えると、年収1500万円の証券マンは、立派で大きな「給与の川」を持っており、毎月、たくさんの水(お金)がダム(家計)に入ってくる。しかし、衣食住の川も負けず劣らず大きい。よって、残念ながらダムの水=家計は干上がった状態が続いている。

 年収300万円の公務員の「給与の川」は証券マンに比べてかなり細いが、ダムにはそれなりの水(貯金)が貯まっている。なぜなら、衣食住の川が細いゆえ。先に解説したように、ダムの水、資産を増やすには、下流の支出コントロールが有効であることがわかる。

 だが、投資家として上のステージを目指すなら、4つの川に加え、さらに2つの川が必要となる。ポイントは「収入の川」を2つ持つこと。伊藤さんが言うところの「ゴールドリバー」だ。金利や配当、家賃収入、投資で得られる利益など、働かずして得られる不労所得を指す。

お金に働いてもらうシステムを作ろう!

 なぜ複数の収入源が必要で、しかも自分ではなくお金に働いてもらう必要があるのか。伊藤さんは、会社員として得られる給与の限界を指摘する。「今の時代、勝ち組企業であっても、働いている社員は安月給で長時間労働を強いられるケースが増えている。昇給、終身雇用も当たり前のものではなくなっています」

 つまりこうした経済環境下では、会社に搾取されるだけのポジションから脱し、自分のお金を作り、働かせ、お金を生むシステムが必須というわけだ。

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