ページ

頭を切り替えて提案へ向かえ

2014年9月3日水曜日

 企画のためにいろいろなところから熱心に情報収集をする。しかし、情報収集にばかり執心してしまうと、いつまでたっても企画書はできない。情報を整理し、捨てるものは捨てる――。脳を"ギアチェンジ"することが大事なのだ。

●情報収集に執心すると、企画脳にギアチェンジできない

 企画のための情報収集がある程度進むと、どこかで頭を切り替えて企画書としてまとめる作業に入る。それがなければ、いつまでたっても企画は完成しない。

 これまで集めた情報を整理し、捨てるものは思い切って捨てる。これまでの情報収集モードを切り替え、企画をつくる"企画脳"にギアチェンジするのだ。

 企画を立てようとする多くの社会人が、このギアチェンジがうまくできずに苦労する。

 アイデアを温め、さまざまな課題を検討し、さらに現地取材でいろいろな情報を集める――。よい企画を作るには、確かにこうしたステップを踏まなくてはならない。十分な取材と検討があって、深みと現実味のある企画書が書ける。

 その一方で、情報収集と検討はやり始めるとキリがない。情報は無数にあるし、課題も尽きることはない。執心しすぎると、なかなか企画を書く頭に切り変わらない。陥りがちな間違いだ。

●取材成果へのこだわりを捨てる

・企画書に必要なアウトプットは、あくまで「企画」であり、「取材成果」ではない

 企画書は、情報収集の成果を羅列するだけでも、課題を検討した結果を並べるだけでもダメなのだ。

 ある程度の情報収集と検討を終えたら、一度それらをばっさり忘れるくらいの気持ちで頭を切り替え、企画の作成に入る。

 いったんギアチェンジしたら、集めた情報へのこだわりや愛情よりも、ターゲット層のニーズやコスト、スケジュールなど、「企画を成り立たせ成功に導くために何が必要か」という点に頭を使う。

 それまで考えてきたプロセスや苦労してようやく見つけた新しい情報などが、頭の中にこびりついて抜け出せないことがよくあるが、企画は取材成果の発表の場ではない。取材成果は、あくまで企画のための材料であると心得よう。

・企画は「成功させる」ために作成するもの

 商品であれば、ターゲットのニーズに合った売れるものを作る。イベントなら大勢の来場者を呼びこみ、満足してもらうために実施する。それを生み出すのが、"企画"である。

 企画書提出の締め切りから逆算し、ある段階にいたったら、取材成果から距離を置く。そこで得た情報を客観的に眺め、どのように料理したら成功する企画が生み出せるかに頭をシフトする。

 このギアチェンジがうまくいかないと、企画が単なる発表の場に終わってしまうことになる。

[長野真一,Business Media 誠]

0 件のコメント:

コメントを投稿

 

人気の投稿