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「頭」を使うカフェが続々登場 謎解きゲームや歴史の勉強など

2014年9月21日日曜日

 「カフェ」とは、おいしい1杯とともに、のんびりと過ごす場所だけにあらず。いま、こんな知的な楽しみ方ができる店舗がブームだ。

 多忙を極める現代人にとって「カフェ」は、暮らしに元気やうるおいをチャージしてくれるオアシス的存在だ。そんなカフェに、最近新たな選択肢が加わった。それが知的好奇心を刺激してくれる店舗。おいしい1杯や味でくつろぐいつものスタイルもいいが、たまには頭の体操もと、こちらも結構評判となっている。

 まず、関西(大阪)と関東(東京)では、与えられた課題を制限時間内に解決できるかを楽しむ「謎解きゲームカフェ」が注目されている。2013年、大阪市内にオープンした常設型施設「時解 Toki Toki escape cafe(運営は光明興業/本社:大阪府大阪市)」は、メインはチーム制で、単独または複数のチームで競う。常時2タイプの謎が料金2,000円(税込・1人)が用意されており、45分の制限時間内に設定されたシチュエーションから脱出を試みるものだ。また併設のカフェでは1人静かにチャレンジも可能。カフェにも、謎メニュー1,000円(税込・ソフトドリンク1杯つき)がある。こちらは時間無制限となっている。

 東京都内にも、今年8月より常設型の謎解きゲーム施設「なぞともcafe 新宿店(運営はナムコ/本社:東京都港区)」が登場した。同店では10種類の謎があり、与えられた制限時間の約765秒で、謎解きの舞台となるミッションキューブと呼ばれる個室から脱出するものだ。費用は、ひとつの謎が1,080円(税込・1人)。そして謎解きを堪能したら、パブリックスペースでひと休み。ここではソフトドリンク(350円より・税込)やアルコール(700円より・税込)、また軽食(200円より・税込)が楽しめる。

 一方、2013年秋に営業を開始して以来、連日歴史ファンでごった返すのが「ココカフェ(岐阜県不破郡)」。古戦場カフェとも称される同店は、その名称通り戦国時代に天下分け目の一戦と西軍(豊臣勢)と東軍(徳川勢)が激突した地、あの関ヶ原にある。提供するメニューも"戦いの関係者"をイメージさせるものばかりだ。例えば「三成コーヒー(390円・税別)」は、西軍トップである石田三成のホームタウンである佐和山(滋賀県)にある有名コーヒー店監修の豆を使用。またランチメニューの「ココカフェ特製合戦カレーランチ(880円・税別)」の隠し味は、東軍の総大将である徳川家康の故郷の味、八丁みそとなっている。

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