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本格的な“三輪車”時代到来か カナダ製から国産まで、続々登場

2013年12月1日日曜日

 この乗り物で走る場合は、ドライブか、それともツーリングと呼ぶべきか。それが、いまにわかに注目されている"大人の3輪車"だ。

 最近、4輪の安定性と、2輪の解放感を併せ持つ3輪タイプの乗り物「トライク」があらためて見直されている。

 今回、特に注目されている2台のトライクは、外見はどちらもフロント部分が2輪でリア1輪だ。ただし、必要となる運転免許は異なっている。これは2010年の道路交通法改正により、トライクの扱いが2つに分かれたためだ。

 公道を走る場合、以前は全て「自動車」に分類されていたトライクだが、現在は3輪でも車輪の幅が460ミリ以上、そして曲がる際に車体を傾けない構造のトライクは「自動車」となる。一方、460ミリ未満、車体を傾ける必要があるトライクは「バイク」となり、排気量に見合った2輪車の運転免許が必要となる。

 今回の2台は、1台は普通自動車以上、もう1台は普通2輪の運転免許を持っていなければハンドルを握ることはできない。もちろんバイクとなる1台は、走行中のヘルメット着用義務もある。

 普通自動車以上の運転免許で、4輪の車でも2輪のバイクでもない未知の運転体験が楽しめるのは、カナダのBRP社(日本での取扱いはBRPジャパン/本社:神奈川県川崎市)の「Can-AM Spyder RT」。エンジンは直列3気筒構造の1330ccで115馬力とパワーの点は申し分ない。満タン(26リットル)で、約400キロの走行が可能と燃費も悪くない。またトランクもワイドサイズの155リットルだ。運転操作も最初はとまどうこともあるが、これは慣れの問題、すぐに解消される。タイプ3種、6速マニュアル(価格は198万4,500円)と、AT限定免許でも運転可能な6速セミAT(価格290万8,500円と290万7,500円)。また3車全てにバックギアが付いている。


http://jp.brp.com/spyder/spyder-rt.html より


 もう1台は、今夏ごろからうわさにのぼり、ようやく「東京モーターショー2013」で、初披露となったヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)の「TRICITY Concept(トリシティ コンセプト)」だ。新たなシティコミューターとなるべく開発が進むこちらは、スポーティーな走りを追究しており、海外ではすでに商品化されている3輪バイクの国産バージョンといえそうだ。搭載されるエンジンは125ccATエンジン。

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