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<NY株>1万6000ドル台を回復…米雇用統計好感

2013年12月7日土曜日

 【ワシントン平地修】6日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、同日発表された11月の米雇用統計の数字が市場予想を上回ったことから大幅に反発した。前日終値比198.69ドル高の1万6020.20ドルと、4日ぶりに1万6000ドル台を回復して終了。ハイテク銘柄主体のナスダック総合指数は、29.36ポイント高の4062.52で取引を終えた。

 米雇用統計は、景気の動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数が前月より20万3000人増えた。失業率は7.0%と前月から0.3ポイント下がり、2008年11月以来5年ぶりの低水準となった。いずれも市場の予想を超え、景気の安定的な回復への期待が高まった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は、17、18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和策の縮小を検討する。だが、市場では、来年以降に縮小開始が先送りされるとの観測が根強く、「市場に大量のお金が出回る状態は当面変わらない」との安心感が買いを下支えしている。

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