【ニューヨーク時事】2009年に米カリフォルニア州で、トヨタ自動車の中型車「カムリ」の急加速によって当時66歳の女性が死亡した事故をめぐり、女性の遺族がトヨタに損害賠償を求めた訴訟で、カリフォルニア州裁判所の陪審団は10日、トヨタの責任はないとする評決を下した。
この裁判は、トヨタ車の欠陥が原因とされる死傷事故をめぐって同裁判所で進行している約85件の訴訟の先行例として注目を集めていた。今回の評決は他の訴訟の審理に影響を与える可能性がある。トヨタは、連邦裁判所でも急加速問題をめぐって数百件の訴訟を起こされている。
死亡した女性は06年型のカムリを運転中に急加速して制御を失い、対向車と接触して木に衝突した。遺族側はアクセルとブレーキを同時に踏んだ際にブレーキを優先させるシステムを装備していなかったことが事故原因だとして、2000万ドル(約20億円)の損害賠償を求めた。トヨタ側は女性がブレーキとアクセルを踏み間違えたと主張していた。
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