ニュージーランドの乳業最大手フォンテラが日本企業への出資を検討していることが10日、分かった。幹部が9月末に来日する予定。内閣府の西村康稔副大臣が、同国のジョイス経済開発相との東京都内での会談後、記者団に明らかにした。
ニュージーランドは環太平洋連携協定(TPP)の創設国の一つで事務局を務める。フォンテラなど乳製品の輸出競争力が、他の交渉参加国を圧倒しており、日本にも関税撤廃を迫っている。
西村氏によると、ジョイス氏は会談で、日本にとって乳製品などが重要項目であることに一定の理解を示した上で「農業分野で、いろいろ協力したい」と申し出た。フォンテラの出資検討は協力の一環。出資先は食品関係の企業を検討しているとみられる。
西村氏は会談後、記者団に対し「フォンテラのノウハウやネットワークを生かせるなら、いろいろな可能性を追求したい」と述べた。
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