首都圏で暮らす人にとって、自家用車を持つのはなかなかハードルが高い。車両の購入費用はもちろんのこと、日々のガソリン代、駐車場代、そして意外と馬鹿にならない自動車保険、自動車税、車検代と、クルマの維持にはかなりお金がかかるのだ。
そんななか、数年前から「カーシェアリング」という、短時間から利用できる会員制の無人レンタカーが登場し、市場が急拡大している。最近は、あらゆる場所で「カーシェアリング会員募集」の旗が掲げられていることも多く、気になり始めている方もいるだろう。
運営会社によってまちまちだが、利用時間は15分からと使い勝手がいい。また、月額基本料も0円から1000円前後(無料利用分含む)と、値段もかなり手ごろだ。ただし、興味がありながらも、実際に会員にならない人が多いのにはいろいろ理由がある。例えば、
①乗りたいときに乗れるのか疑問
②簡単に使えるのかどうか不安
③誰かが使った後に乗ると、車内が汚そう
というようなものだ。2002年にカーシェエアリングが初登場してから早12年。今回は、これらの疑問にお答えしながら、業界の最新事情をご紹介しよう。
すぐ予約取れるの?車内は汚くない?カーシェアリングの疑問と不安
公益財団法人・交通エコロジー・モビリティ財団による2014年1月の調査によると、わが国のカーシェアリング車両ステーション数は7568ヵ所と前年比34%増加。また、車両台数は1万2373台、会員数は46万5280人とそれぞれ前年比40%、61%も増加している。
ここまで会員数が急激に増えているとなると、気になるのが先ほどの疑問の1つ目、乗りたいときにすぐ乗れるのか、という問題だ。
現在、カーシェアリング事業会社として業界No.1の36万人超の会員数(2014年6月現在)を誇るパーク24が会員向けに「利用のどのくらい前に予約することが多いか」を尋ねた調査によると、前日が26%、そして当日が45%と"ほぼ直前"という人が約70%に達することが分かった。"思い立ったが吉日"で利用が可能のようだ。会員数が激増するなか、企業側は一体どのように対応しているのだろうか。
「最近は利用者の方が増えており、近くのステーション(駐車場)にクルマがないという事態も起きかねません。そこで我々はなるべく近距離に複数のステーションを配置して、周辺一帯にクルマがない状態が起こりにくくしています」(パーク24グループ広報 小田原真琴さん)
クルマがない、という事態を避ける企業の方策はわかった。…
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