【シドニー時事】オーストラリアの航空最大手カンタス・グループは5日、少なくとも従業員1000人を削減するなど、今後3年間に20億豪ドル(約1850億円)の経費を圧縮する経営合理化策を発表した。
競争激化や燃料費高騰、豪ドル高が響き、経営状況が悪化。ジョイス最高経営責任者(CEO)は「難局に直面している」と認め、今年7〜12月の税引き前純損益が最大で3億豪ドルの赤字となる恐れがあることを明らかにした。
同CEOは、豪格安航空会社(LCC)ヴァージン・オーストラリアなど各国政府の助成を実質的に受けている航空各社が豪市場で勢力を伸ばしていると批判。「公平な競争環境」を確保するため、豪政府に支援を改めて要請した。
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