■都立日比谷高→防衛大→航空自衛隊
元自衛官の石井敦氏(48歳)が、航空自衛隊に勤務していた頃の思いを語る。
「内局(防衛省)は、シビリアン・コントロールの意味をはき違えている。彼らは、決して、国民から選挙で信任を得ているわけではない。ところが、自衛隊をコントロールしようとする。しかも、現場のことをわかっていない。そこに、大きな問題がある」
都立の名門・日比谷高校を卒業し、1984年、現役で防衛大学校の宇宙航空工学部に入学した。88年に航空自衛隊に任官し、北海道の千歳基地、石川県の小松基地などに勤務した。管制塔でレーダーなどを使い、自衛隊や民間機、さらに近隣諸国の軍用機や民間機などの監視をしていた。95年、退官した。2等空尉だった。
防大を卒業し、任官した中で「訓練や規律が厳しい」といった理由で辞める人はいないのだという。石井氏は、こう話す。
「むしろ、自衛隊の置かれた立場、例えば、憲法との関係やシビリアン・コントロールのあり方、さらに政治に翻弄される状況に疑問や怒りを感じ、退官することが多い」
防大を受験する際、担任の教師から聞かされた。
「防大は東大に入る学力をもった学生が志願する。その多くは、レンジャー訓練にも耐えられる体力も兼ね備えている」。実際に入学すると、大きく異なっていた。入学したばかりの学生はひ弱な印象に石井氏の目には映った。
「その人たちが意外にがんばる。多くは立派に卒業し、自衛隊に任官していった」
84年入学の同期生は約500人で、卒業したのは350人ほど。150人の多くは、1~2年のときに辞めた。入学し、1か月後の5月の連休前後に、数十人が退学した。石井氏は「様々な意味で相当に厳しいから、ついていけないと判断するんじゃないかな」と振り返る。そして、「4年を終え、任官するときに拒否して民間企業に行くよりは、1~3年で辞めるほうがはるかにまともな考えだと思う」と付け加える。
■グーグルでは学歴が話題になったことさえない
95年5月、29歳のとき、自衛隊を退官した。その後はかねてから関心があった、自動車ジャーナリストになろうとアメリカにわたる。デトロイトを拠点として活躍する、ジャーナリストに弟子入りした。アメリカには、母親が住んでいた。母は、中国系のアメリカ人。リノ(ネバダ州)にある母の家でしばらくは同居し、やがてデトロイトに移った。
だが、夢は叶わなかった。師匠と仰ぐジャーナリストが、「物書きよりも、モノを作って生きていくほうが、あなたには向いている」とさとす。…
元自衛官の石井敦氏(48歳)が、航空自衛隊に勤務していた頃の思いを語る。
「内局(防衛省)は、シビリアン・コントロールの意味をはき違えている。彼らは、決して、国民から選挙で信任を得ているわけではない。ところが、自衛隊をコントロールしようとする。しかも、現場のことをわかっていない。そこに、大きな問題がある」
都立の名門・日比谷高校を卒業し、1984年、現役で防衛大学校の宇宙航空工学部に入学した。88年に航空自衛隊に任官し、北海道の千歳基地、石川県の小松基地などに勤務した。管制塔でレーダーなどを使い、自衛隊や民間機、さらに近隣諸国の軍用機や民間機などの監視をしていた。95年、退官した。2等空尉だった。
防大を卒業し、任官した中で「訓練や規律が厳しい」といった理由で辞める人はいないのだという。石井氏は、こう話す。
「むしろ、自衛隊の置かれた立場、例えば、憲法との関係やシビリアン・コントロールのあり方、さらに政治に翻弄される状況に疑問や怒りを感じ、退官することが多い」
防大を受験する際、担任の教師から聞かされた。
「防大は東大に入る学力をもった学生が志願する。その多くは、レンジャー訓練にも耐えられる体力も兼ね備えている」。実際に入学すると、大きく異なっていた。入学したばかりの学生はひ弱な印象に石井氏の目には映った。
「その人たちが意外にがんばる。多くは立派に卒業し、自衛隊に任官していった」
84年入学の同期生は約500人で、卒業したのは350人ほど。150人の多くは、1~2年のときに辞めた。入学し、1か月後の5月の連休前後に、数十人が退学した。石井氏は「様々な意味で相当に厳しいから、ついていけないと判断するんじゃないかな」と振り返る。そして、「4年を終え、任官するときに拒否して民間企業に行くよりは、1~3年で辞めるほうがはるかにまともな考えだと思う」と付け加える。
■グーグルでは学歴が話題になったことさえない
95年5月、29歳のとき、自衛隊を退官した。その後はかねてから関心があった、自動車ジャーナリストになろうとアメリカにわたる。デトロイトを拠点として活躍する、ジャーナリストに弟子入りした。アメリカには、母親が住んでいた。母は、中国系のアメリカ人。リノ(ネバダ州)にある母の家でしばらくは同居し、やがてデトロイトに移った。
だが、夢は叶わなかった。師匠と仰ぐジャーナリストが、「物書きよりも、モノを作って生きていくほうが、あなたには向いている」とさとす。…
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