四国電力(本店・高松市)の千葉昭社長は28日の定例記者会見で、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で想定する最大の地震の揺れ(基準地震動)について、「(九州電力川内原発1、2号機の620ガルを)念頭に置いた対応は必要だろう」と話した。川内原発1、2号機は、原子力規制委員会が再稼働の前提となる安全審査を他原発に優先して進める方針で、伊方3号機でも再稼働に向け、地震動で同レベルの算定を付け加える可能性を示唆したことになる。
基準地震動は原子炉建屋など重要施設の耐震基準を定めるもの。伊方原発では、現行では570ガル(ガルは加速度の単位)。一方、川内原発1、2号機は、九州電力が今月上旬、当初の540ガルから620ガルに引き上げることを発表していた。千葉社長は「(川内原発の基準地震動を)かなり下回る形で(規制委に)持って行くのはなかなか難しい」と話した。
また、四電は同日、14年度供給計画を経産省に提出した。伊方原発の再稼働の見通しが不透明のため、供給力については3年連続で「未定」とした。【道下寛子】
基準地震動は原子炉建屋など重要施設の耐震基準を定めるもの。伊方原発では、現行では570ガル(ガルは加速度の単位)。一方、川内原発1、2号機は、九州電力が今月上旬、当初の540ガルから620ガルに引き上げることを発表していた。千葉社長は「(川内原発の基準地震動を)かなり下回る形で(規制委に)持って行くのはなかなか難しい」と話した。
また、四電は同日、14年度供給計画を経産省に提出した。伊方原発の再稼働の見通しが不透明のため、供給力については3年連続で「未定」とした。【道下寛子】
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