三井住友銀行は今春闘で、基本給を0・5%引き上げるベースアップ(ベア)を実施することで労働組合と妥結したことを27日、明らかにした。ベアは1995年以来、19年ぶり。経営側は一時金(ボーナス)も組合要求通り5%の増額を受け入れ、満額回答した。
三井住友は「このところの物価上昇や社会的な賃上げ機運の高まりを踏まえて判断した」と説明している。
三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行も27日午後に開く労使交渉で0・5%のベア要求を受け入れる見通し。
大手銀行は、バブル崩壊など度重なる厳しい経営状況が続いた間、内部留保の積み増しを優先し、ベアを見送っていた。
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