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英会話上達のポイントは、「日本語で考える」こと!?

2013年11月15日金曜日

現在は「本城式英会話スクール」の校長として活躍しているものの、『英語はまず日本語で考えろ!』(本城武則著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者は高校時代、英語の成績が「2」だったのだそうです。しかし26歳のとき、「非ネイティブのための英会話の技術」を習得する機会に恵まれ、わずか3カ月で英会話をマスターしたのだとか。

つまり本書は、著者のそんな経験に基づく「英会話のメソッド」。第2章「実践編 今すぐ英語が話せるようになる4つのステップ」から、苦手な人が多いリスニングについてのコツを紹介した「ステップ3 リスニングも日本語で考えろ!」に焦点を当ててみます。

ネイティブどうしの英語を聞く

ネイティブどうしの英語を聞くのは、手加減なしの本物の英会話のスピードに慣れるため。たとえば海外に行ったら、聞こえてくるのはネイティブどうしの会話ばかり。「対日本人の英語」は存在しないからこそ、そのスピードに慣れておかなければならないという考え方です。

最初は聞き取るのが大変かもしれませんが、その速度を身につけておけば、あとが楽になるのだとか。なお生の会話を聞く機会がない人でも、ネイティブどうしの会話が入っている音声を利用すれば問題はないそうです。(202ページより)

言語的常識を活用

言語的常識とは、特定の単語のあとに続く単語を想像できるということ。たとえば相手の話から「石垣島」という単語を聞き取れたとしたら、そのあとに「ダイビング」や「白い砂浜」など常識内の単語が続くことを、ある程度想像できるというわけです。

TOEICのリスニングの引っかけ問題ならともかく、日常会話の中では、言語的常識から外れる言葉はめったに出てこないもの。つまり普段から言語的常識を使って単語を予想しながらリスニングをすれば、ネイティブがなにをしゃべっているのかを、ある程度は聞き取れるようになるということです。(204ページより)

50%の力で聞く

英語のリスニングをする際、全力投球で聞いているとしたら、これからは頭を切り替えるべきだと著者は説いています。なぜならリスニング試験と違い、日常会話だったら「もう1回聞く」ことができるから。たとえば「October twenty」までわかっているなら、「October twenty......what?」と聞けばいい。そうすれば「twenty fifth」というように答えてもらえるので、会話が自然に流れていくわけです。

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