アンケートは就職ジャーナル(リクルート)がクロス・マーケティングの協力で実施。調査期間は2013年10月12日~14日。調査サンプルは大学2年生~大学院2年生876人(男子学生422人、女子学生454人)。
「休みの日に仕事のことを考えるのはイヤ」バランス良く働きたい若者のホンネ
冒頭でも紹介した通り、希望する働き方を複数回答で聞いたこの質問に最も多かった回答は「生活や自分の時間を大切にバランス良く働きたい」(82.4%)。続いて「自分の能力を生かしてやりがいのある仕事がしたい」(57.9%)だった。「責任の重い仕事や社会貢献度の高い仕事がしたい」(8.3%)や「プライベートを犠牲にしても出世を目指したい」(5.1%)と答えた人はかなりの少数派で、どういう意図かは分からないが「働くつもりはない」と答えた人も2.9%いた。
自由回答で集まった声は次のようなもの。
「休みの日なのに仕事のことを考えるのはイヤ。仕事のスイッチをオン・オフしやすいような働き方がいい」(人間学部3年・女子学生)
「仕事は残業しないようにテキパキと業務をこなし、仕事が終わったら家族や趣味のために時間を使いたい」(工学部4年・男子学生)
「お金を稼ぐことはもちろん大切だが、自分が楽しむことも忘れないように働きたい。もちろん仕事が楽しかったら万事オーケーだが、そうもいかないだろうと思っている」(都市教養学部3年・男子学生)
「海外に出て働きたい。会社以外にもコミュニティを持っていたいので、自分の趣味も大切にしたい」(言語文化学部2年・女子学生)
「あまり出世できなくてもいいのでのびのびと仕事したい」(文学部4年・男子学生)
「働き方の多様性」「自己実現」の前に社会に貢献することの意義を伝えているか
オンとオフを分けてプライベートを大切にすること、やりがいのある仕事を求める学生が多い一方、責任を任される仕事を避けたり、出世できてもプライベートを犠牲にするような働き方を極端に嫌っていることがわかる。…
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