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このひと言で仕事が円滑に――気持ちよく働くための“ありがとう”

2014年1月16日木曜日

田中淳子の人間関係に効く"サプリ":

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。初詣は済ませただろうか。私は、実家近くの氏神さまと自宅近所の神社の両方にお参りした。

 数年前、神社の「お参り作法」を新聞記事で読んで以来、心がけていることがある。「お願いごとばかり言わない」ということだ。

 つい、「今年は、○○試験に合格しますように」とか「幸せになれますように」とか、自分の願いごとをつらつら念じてしまうけれど、「その前に、お礼や報告をしなさい」と、その記事には書いてあった。

 「この1年、つつがなく過ごせました。ありがとうございました」

 「おかげさまで、健康で生活できていることを報告します。ありがとうございます」

 そうやって、神様に感謝の言葉をきちんと伝えることが先決であり、もし、願い事があるなら、その上で手短に――。と、そんな記事だった。

 これを読んで思い出したのが、サンタクロースへのお願いだ。子供のころ我が家では、サンタクロース宛てに「欲しいもの」を手紙にしたためる約束になっていた。このとき両親からは、「欲しいものを書くだけではダメ。この1年間の振り返りと新年の抱負も書いておくように」と厳命されていたのだ。サンタさんは、「欲しいものだけをねだるような都合のよいことは好まないから」という理由だったように記憶している。

 こんな習慣から、「そうか、人に頼みごとをする際は、まず、日頃のあれこれに感謝することが先なのだな」ということが理解できたのだ。

●次の仕事を頼む前に、まずは感謝を

 神社へのお参りやサンタクロースへのお願いに限らず、つい、報告や感謝を伝え忘れて、次のことに目が行ってしまうということはよくある。仕事でもそうだ。

 例えば、上司が部下に仕事を依頼したとき。

 「これ、会議用の資料、10部コピーしてくれる?」

 「10部、コピーしてきました!」

 「じゃ、会議室の机に等間隔で置いておいて。ちゃんと耳をそろえてね」

 ……

 「置いてきました!」

 こんな風に、仕事の依頼→完了報告→次の仕事の依頼……が連なってしまう。

 このとき、「10部、コピーしてきました!」と報告があった時点で、「ありがとう!」とひと言、言ってから、「じゃ、会議室に置いておいて」と次の依頼を伝えたらどうなるだろう。

 部下はほんの少しであっても嬉しいはずだ。

 あれこれ頼む、頼むことばかり。そうではなくて、ひとつひとつの区切りが来たら、あるいは、仕事が完了したら、それが「役割として当然のこと」だとしても、感謝や労いの言葉を伝えることは大事だ。

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