サカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」:
仕事柄、転職に関する相談を受けることが多いのですが、ここのところ急増しているのが「先方から誘われたので、転職を考えているのだが……」というもの。同業他社から、また、まったく異業種だが似たような職種の現場の責任者と偶然出会って意気投合。「だったら、ウチで働きませんか? 大歓迎です」と声をかけられた、というパターンが一般的です。
相談の内容は主に二通りあります。一つは「話を真に受けていいのかどうか」というもの。確かに、現場の責任者が「来ませんか?」と言って転職の意思表示をしたとしても、実際にはまったく受け入れ態勢がなく、しかも、いま働いている職場にも「よそに移る意思がある」ことがバレてしまい、いたたまれない状態になってしまったら、目も当てられません。慎重になって当然だと思います。
実際、この手の相談を受けた場合には「相手に真偽を確認する」ことを優先し、転職の意思を示すのはその後でも良いとアドバイスをすることにしています。飲んだ席での戯れ言というケースも少なくないためです。踊らされて痛い目を見ないように、繰り返し、何度も確認をして「確実である」という状態を固めてから行動に移すように、と忠告するようにしています。
●誘われて転職する場合の「志望動機」って?
もう一つは「面接での受け答えについて」の相談。意外に思うかもしれませんが、誘われて転職をするというケースでの面接の受け答えは、とても難しいのです。
自ら「転職をしたい」と考えて行動する場合、転職をする動機がハッキリしています。例えば、今よりも良い給料を得たい、望む仕事がしたい、素敵なオフィスに勤務したい、時間の融通の利く働き方をしたいなど、なんでも良いのですが、とにかくさまざまな動機に対して、それを満たしてくれる企業を探して応募するので、面接での受け答えもそれほど難しくないわけです。
しかし誘われた場合、それらの動機が比較的あいまいになっています。確かに漠然とは、もっと良い条件で、もっと自分の力が発揮できる仕事を、などと考えているでしょう。だからこそ、他所から声がかかったことを「渡りに船」だと思うのです。しかし、自らの意思で行動し、その企業に出会ったわけではないので、通常の面接の受け答えが「しにくく」なるのです。
そう書いても、まだピンと来ない読者の方もいると思うので、もう少し具体的に話を進めてみましょう。…
仕事柄、転職に関する相談を受けることが多いのですが、ここのところ急増しているのが「先方から誘われたので、転職を考えているのだが……」というもの。同業他社から、また、まったく異業種だが似たような職種の現場の責任者と偶然出会って意気投合。「だったら、ウチで働きませんか? 大歓迎です」と声をかけられた、というパターンが一般的です。
相談の内容は主に二通りあります。一つは「話を真に受けていいのかどうか」というもの。確かに、現場の責任者が「来ませんか?」と言って転職の意思表示をしたとしても、実際にはまったく受け入れ態勢がなく、しかも、いま働いている職場にも「よそに移る意思がある」ことがバレてしまい、いたたまれない状態になってしまったら、目も当てられません。慎重になって当然だと思います。
実際、この手の相談を受けた場合には「相手に真偽を確認する」ことを優先し、転職の意思を示すのはその後でも良いとアドバイスをすることにしています。飲んだ席での戯れ言というケースも少なくないためです。踊らされて痛い目を見ないように、繰り返し、何度も確認をして「確実である」という状態を固めてから行動に移すように、と忠告するようにしています。
●誘われて転職する場合の「志望動機」って?
もう一つは「面接での受け答えについて」の相談。意外に思うかもしれませんが、誘われて転職をするというケースでの面接の受け答えは、とても難しいのです。
自ら「転職をしたい」と考えて行動する場合、転職をする動機がハッキリしています。例えば、今よりも良い給料を得たい、望む仕事がしたい、素敵なオフィスに勤務したい、時間の融通の利く働き方をしたいなど、なんでも良いのですが、とにかくさまざまな動機に対して、それを満たしてくれる企業を探して応募するので、面接での受け答えもそれほど難しくないわけです。
しかし誘われた場合、それらの動機が比較的あいまいになっています。確かに漠然とは、もっと良い条件で、もっと自分の力が発揮できる仕事を、などと考えているでしょう。だからこそ、他所から声がかかったことを「渡りに船」だと思うのです。しかし、自らの意思で行動し、その企業に出会ったわけではないので、通常の面接の受け答えが「しにくく」なるのです。
そう書いても、まだピンと来ない読者の方もいると思うので、もう少し具体的に話を進めてみましょう。…
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